１．よくわかる材料力学 「よくわかる材料力学」の目次ならびに内容紹介へ
本ホームページで掲載している四方山話は、本書をわきに置きながら読むと理解しやすい
と思います。２．の2つ目の著書とほぼ同じ構成でコンパクトに記述しています。
ページ数の関係で高度な式は結果だけ載せたり省略してありますが、初等材料力学の教科書
としては最適です。
２．材料力学〈上巻〉 (1965年)
材料力学 (上巻)
これらは材料力学の基本から応用まで詳細に解説しています。
材料力学を完全にマスターするには必要な書籍でしょう。
最近では出版事情もあり、詳細記述の書籍がなかなか出版されません。昔からある名著です。
３．図解入門 よくわかる材料力学の基本
絵ときでわかる材料力学
これらは１．よりもやや簡略記述の材料力学の教科書です。
材料力学の大筋を学ぶのにはよいでしょう。
４．材料力学史
レオナルド・ダ・ビンチ、ガリレオ・ガリレイから20世紀に至る材料力学の歴史をまとめた名著です。
B 材料力学を学習する前に身につけておく必要のある力学基礎に関連する書籍
１．よくわかる工業力学
「よくわかる工業力学」の目次ならびに内容紹介へ工業力学と名がつくと違和感を感じる学生もいますが、高等学校で学習する物理の中の力学関係を
やや数学的扱いを増やしてまとめた教科書です。本著の内容は大学・高専の機械工学関係では
必修的なものです。
力学を実際問題に結び付け、機械工学関係の学生が学びやすいようにまとめた教科書であり、
３．に示した海外名著シリーズの力学系のミニ版と考えてよいと思います。
２．機械力学の基礎と演習 「機械力学の基礎と演習」の目次ならびに内容紹介へ
上記の「よくわかる工業力学」の内容を演習重視の形式に編集したものです。
３．工学のための力学 (1976年) (理工学海外名著シリーズ〈20,21〉)
工学のための力学に関する名著といわれるものの日本語訳本です。質点、剛体の力学を静力学、
動力学にわけ、上下2巻となっている、上下合わせて1000ページほどの教科書です。
日本の大学の教科書としてはあまりにページ数が多く、使い勝手が悪いですが、
ほとんど機械工学関係の力学基礎は網羅し、演習問題も豊富です。
現在絶版のようで、中古品が値上がりしています。
上記、「よくわかる工業力学」、「機械力学の基礎と演習」は日本の大学・高専向けに、
この名著のミニ版を目指して作成したものです。
C 破壊力学、材料強度関連の書籍
１．よくわかる破壊力学
「よくわかる破壊力学」の目次ならびに内容紹介へ材料力学の分野の一つである破壊力学と材料の強度についてまとめた教科書です。
２．破壊力学
基礎強度学―破壊力学と信頼性解析への入門
上記１．と切り口がやや異なりますが、ほぼ同じ分野についてまとめた教科書です。
３．線形破壊力学入門 (破壊力学と材料強度講座 1)
破壊力学関係の書籍で日本における草分け的な教科書であり、
破壊力学の基礎に関する要点が網羅されています。
D 主に金属材料の性質などを扱った書籍
１．若い技術者のための機械・金属材料
工学を学ぶものが金属材料の基礎知識を深める上で必要な基本的な事柄を網羅した教科書です。
昔からある名著で、増補改訂もなされました。
２．新版 金属工学入門
金属工学をかなり広範囲まとめた内容の専門書です。比較的最近出版された圧巻です。
３．鉄の文化史―五千年の謎とロマンを追って
鉄の歴史など金属材料に関しての知識を広げたい場合によいでしょう。
４．ゴム弾性
四方山話の中でも示しましたが、ゴム弾性は金属の弾性とやや異なります。
ゴム弾性に関する名著の復刻版です。
E 材料力学、材料強度、破壊力学を扱うにあたり関連する数学関係書籍の例
１．ベクトル解析 改訂版
力学を扱う場合にはベクトル解析はつきものです。本書はベクトル解析の初歩から
高度なところまでを扱っており、工学を学ぶ者にとっては昔からある名著と言ってもよいでしょう。
２．以下の3点などは数学者ではなく物理学出身の方が書かれた数学の本であり、
数学の工学や物理学への応用を念頭にわかりやすく書かれており、
工学を学ぶ者にとって、導入書としてふさわしいのではないかと思います。
キーポイント微分積分―理工系数学のキーポイント〈1〉 (理工系数学のキーポイント (1))
キーポイント ベクトル解析 (理工系数学のキーポイント)
キーポイント複素関数 (理工系数学のキーポイント)F 最近書店で見かけた良さそうな本
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