２章　引張りと圧縮
　　（問題編２）
問６＊：同一材料で断面積も長さも等しい２本のワイヤーを長さLの剛体棒の両端A、Bに取り付け、棒が水平となるように天井から吊るす。この状態で棒の一端Aから1/3の位置に質量mの物体を載せたところ、ワイヤーが若干伸びて剛体棒が斜めになった。さらに質量2mの物体を剛体棒に載せ、水平を保つためにはA端からどれだけの位置に載せればよいか。剛体棒の質量は無視する。
問７：ある物体が床の上に置かれている。この物体全体を均一に加熱した場合の熱応力はどうなるか。
問８：物体の一部を冷却した。熱応力は生ずるか。
問９：気温40°の時、鉄道レールの全長が20mであった。気温が0°の時になるとどれだけ縮むか。レールの線膨張係数を0.00001/℃として求めよ。

［正解２］
６：
A端から棒全長の１２分の７の位置
７：
拘束されていない物体の均一な過熱や冷却では熱応力は生じない。
８：
生ずる。
９：
縮み量＝20000×0.00001×40=8mm
実際の鋼の線膨張係数は0.0000115程度である。

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