9月10日（火） この日も雲が多かったが、天候の崩れはなさそうであった。8時にホテルを出て登山電車でメール・ドゥ・グラス(Mer de Glace)氷河の見えるモンタンベールへ行き、ここからプラン・ドゥ・レギーユ(Plan
de l'Aiguille)までハイキングする。その後エギーユ・デュ・ミディまでロープウエーで上り、昼食を食べながら見物し、シャモニモンブランへ戻る。
歩いているときは雲も多く、道はしっかりしていたものの、気温はかなり低く、疲れる。案内では2時間半と書いてあったが、3時間半ほどかかる。ヨーロッパ人の歩き方は速い。エギーユ・ディ・ミディは2度目であるが、前回のようには晴れておらず、遠くはほとんど見えなかった。また、２年前には乗ったイタリア側のエルブロンネまで氷河の上を行く、おそらく氷河見物ではスリルも満点のほかにないと思う絶景ルート、の3連式ゴンドラはシーズンオフで営業をやめていた。気温が低い時期に万一故障でもしたら大変でしょう。
しばらくがれ場が続きましたが、道はよく整備されています。道に迷う心配はまずありません。
モンタンヴェール駅に到着です。今回は行きませんでしたが、ここからゴンドラでメール・ドゥ・グラス氷河まで降り、氷河内を歩くことも出来ます。ただし、氷河が後退していることもあり、最後はだいぶ階段を下りなければなりません。
セントバーナード犬でしょうか、おとなしく乗車していました。犬は半額運賃とか。
午後です、数は多くありませんが、登山者が続々戻ってきます。
氷河の流れに沿った黒い線は氷河の合流した境のようですが、横縞は年輪でしょうか。
14時40分ころにはシャモニの町に戻りました。
霧で初めは見えませんでしたが、登るにつれ太陽も霧の向こうに見えだしました。
ゴンドラのガラスが邪魔をし、あまり綺麗ではありませんが、これはダイヤモンド・エギーユ・ディ・ミディ！？
雲が多い中、時折日が射します。
2013年9月10日（火）
窓の外、ツララが風で変形していました。
針峰に登頂したときのコースでしょうか。
ここは架線がなく、電源を線路わきからとっています。
しばらく見物して帰路に着きました。
2年前の時はマッターホルンなども見えましたが、雲が多く遠くは見えません。
雪山を歩く登山者はここから出て行きます。
雲が切れ、モンブランはよく見えました。
小屋があるので食事がとれるかと思いましたが、避難小屋でした。
周りは霧であまり見えません。花でも撮るしかありません。
獣の糞のようです。
こちらは何の糞でしょうか。
雪崩や落石が起こる場所のようです。
これは実なのかどうか分かりません。
葉が赤くなっています。
シャモニーの町が雲の下に霞んで見えます。
氷河側からシャモニ側へとがれ場を歩きますが、道はしっかりしています。この辺りまで１時間かかりました。森の中の道の方が楽なのでしょう。
氷河の上の霧、大分上昇してきました。
しばらくメール・ドゥ・グラス氷河を左下に見ながら歩きます。
名残の花もちらほら見かけます。
この電車は２年前にも乗ったもの、一気に高度をあげて行きます。
高度を上げ、モンタンヴェールへ近付くと霧がかかってきました。
座席に靴のまま足を載せている右の人より行儀は良さそうです。
モンタンヴェールへの登山電車駅
ここから昼食を食べることも兼ねてエギーユ・ディ・ミディへロープウエーで上りました。シャモニからの乗客はかなりいますが、ここからの乗客はなく、我々二人だけの貸し切り状態で上りました。
この日のメイン料理、夕食は3日ともホテルの日替わりコース料理を食べました。
次のページへ
ここからイタリアとの国境エルブロンネまで氷河上空をゴンドラで行けますが、もうシーズンオフのようで運行していませんでした。2年前とは1日違い、前回はよほど運がよかったのでしょう。このゴンドラからの眺めは最高です。
展望台での食事、パンが硬いのには閉口しました。3時間半近くの歩きの後、3842mの高さもあり、どっと疲れが出ました。
ロープウエーの駅、下から見ると何となく不安に感じる構造です。錆も見えます。
１２時１５分ころようやくプラン・ドゥ・レギーユに到着です。ここもシーズンオフだからでしょうか、天気が悪いからでしょうか、土産物屋さんは閉まっていました。右の写真は2年前の9月9日（金）に来た時のものです。店は開いていますから、天候次第なのかもしれません。
中学生か高校生、遠足で来たようで霧の中で食事をしていました。寒そうです。１１時４０分ころでした。
これは前日ランデックス辺りから撮影したもので、上の写真の登頂は３つのうちの右端の針峰のようです。さらに右、少し離れている針峰がエギーユ・ディ・ミディです。この日は雲がかかり何も見えませんでした。ハイキングルートは写真の左外から一番左の針峰手前の尾根に登り、下って森林限界より上をエギーユ・ディ・ミディ直下の森林限界上あたりまででした。
ここにも針峰登山のことが書かれているようです。ご興味のある方は上の写真をクリックし、拡大してご覧ください。
しばらく急なジグザグの登りが続きます。
モンブランエキスプレスのシャモニ駅前を通り、渡線橋を渡るとモンタンベール行きの登山電車の駅となります。
Casinoとありますがスーパーマーケットです。朝の８時、町は閑散としています。
2年前には登りましたが、この先端の展望台へは登れませんでした。2年前も先端の氷が解けて展望台に落下していましたから、雨の翌日などは危険なのかもしれません。
モンタンヴェールまで１時間１０分と書いてありますが、ここまで来るのに１時間４０分ほどかかりました。森の中の道でも上のがれ場を通っても同じ時間となっています。ここから先目的地のプラン・ドゥ・レギーユまで１時間３０分とあります。
この右手奥、氷河をたどるとエギーユ・ディ・ミディからエルブロンネへのゴンドラ直下にたどり着きます。
氷河の上を霧が漂っています。
早朝、エギーユ・ディ・ミディはホテルから見えました。まあまあの天気です。
ホテルから見えるモンブランからの氷河の末端
小さな木が一部黄色く紅葉していました。
見かけた花など
これはエリカでしょうか。
プラン・ドゥ・レギーユへ向けて出発です。
モンブラン登頂記念の像
