３章はりのせん断力と曲げモーメント
　（用語編１）
はり：
棒状物体が曲げ変形に抗する形で使われている場合をはりとする。
移動支持：
支点において物体が一方向のみ移動可能な支持（回転は可能）、支点反力は移動面に垂直成分のみ存在する。移動可能方向の反力は零とみなす。支持モーメントは零とみなす。
回転支持：
支点において物体が移動出来ない支持（回転は可能）、支点反力は外力に応じた方向に生ずる。支持モーメントは零とみなす。
固定支持：
支点において物体が回転も移動も出来ない支持であり、支点反力は外力に応じた方向に生ずる。支持モーメントも一般に存在する。
スパン：
支点間距離のこと
集中荷重W：
一箇所に集中して作用する外力［単位N］
分布荷重ｗ：
ある範囲に分布して作用する外力、単位長さあたりの力で表す。［単位N/m］
偶力：
大きさ等しく向きが逆の一対の力、物体を回転させようとする働きをする。［単位Nm］
単純支持ばり：
両端を移動支持と回転支持によって支持されたはり［静定ばり］
静定問題：
力のつりあい、モーメントのつりあい条件だけで支点反力など力の状態がすべて求まる問題（２章参照）
片持ばり：
一端が固定支持で他端は自由となっているはり［静定ばり］
固定ばり：
両端ともに固定支持のはり［不静定ばり］
連続ばり：
支点が３つ以上あるはり［不静定ばり］

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