１０章柱の座屈
　（問題編１）
問１：安定なつりあいの状態の例を示しなさい。
問２：同一材料で断面積が等しい、中実と中空の柱の場合、長さが同じとしたとき、座屈しやすいのはどちらか。
問３：長方形断面の長柱を圧縮した。座屈はどの方向に生ずるか。
問４：同一形状で端末条件も同じであるが、材質がそれぞれ軟鋼と強力アルミニウム合金である長柱を圧縮した。座屈しやすいのはどちらか。

［正解］
１：お椀の底に置かれた球
２：中実円柱、端末条件が同じであれば、EIが大きいほど座屈はし難いため。
３：座屈はEIの大小に依存するので、断面２次モーメントの低い、長方形断面の短辺の面に沿って生ずる。ただし、短辺と長辺の面での柱の支持条件が異なれば座屈長さも異なり、逆の場合も起こりうる。
４：強力アルミニウム合金材の方が座屈しやすい。縦弾性係数は鋼の方が高いため。長柱の座屈には引張り強度の大小は影響しない。

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