サン・ペテロニオ聖堂？、未完成の教会、絵が描かれた覆いで囲まれていた。
3月1日（火） チンクエテッレの海岸線を見物、散策後、13時過ぎにラ・スペツィアの鉄道駅前で再びバスに乗り、ラ・スペツィアの東約10０km、アペニン山脈を越えた内陸部にあるボローニアを経由して世界遺産の国、サンマリノ共和国へ向かう。迂回するため、ボローニアまでは約230kmほどあるらしい。ボローニアはスケジュールでは下車とはなっていなかったが、時間に余裕があったのか、ボローニアの主要部の見物も下車して1時間ほどする。その後、ボローニアの東南約140km（フィレンツェの東、約100km）にある、アドリア海近くの世界で5番目に小さな国、サンマリノ共和国へ向かう。途中から雪になり、最後はバスの通行を止められ、ホテルまで30分ほどの夜間の雪中行軍となる。
3月2日（水） 雪は夜中も止まずに降ったらしく、朝も相変わらず降り続けていた。標高750mの山を中心とした国であり、ホテルも高いところにあるため雪が積もったようである。50cm程度は積もったであろう。除雪により道路わきは1m程度の高さにもなっていた。種々の見物は無理であり、共和国への入国記念のスタンプをパスポートに押してもらうために9時過ぎにホテルを出る。その後、バスの駐車場まで歩き、次の目的地へ10時半頃に出発する。おおむね1時間強、雪の中を歩く。
サンマリノの地図、車の通れる太い道は図では左右に走っているものだけです。高い場所のホテルから低い場所の駐車場まではその道をたどるため時間がかかります。上下に走る階段は雪で歩くのは危険です。
サンマリノはほぼ南北に細長い山に出来た町のようで、道はほぼ南北に何本も傾斜地を走っています。車は長いジグザグ道を走ります。右の写真のような階段を登れば人は近道ができるようです。この時は雪で滑りやすく、階段は避けてエレベーターを使ったり、車も通る道路を歩きましたから時間もかかったのでしょう。
市庁舎？
ボローニアでは16時30分ころから1時間ほどぶらぶら散策し、17時30分ごろにバスに戻り、途中、リミニあたりを経由してサンマリノに向かう。リミニの手前にはルビコン川があるらしいが、どれだかよくわからずに通過する。グーグルでは小川のように細い川である。2000年前とは異なり、周りに畑や住宅が建ち、水量が減っているのであろうか。
サン・マリノへようこその看板
途中、雨から雪に変わり、サンマリノ共和国に入ってからは雪が積もりだしていた。雪道をゆっくり登っていたが、チェーンなしでは進めなくなり、通行も規制されたようである。
ホテルまで来た道を戻ります。細い道にもようやく除雪車が入り始めました。
エレベーターには2度乗り、ようやく町らしきところに来ましたが、ホテルはまだよくわかりません。
イタリアの町ではよく見かけた暖房用の背の高いガスストーブ？ 左の写真では火が付いていないが、右の写真では中央に明るく輝いている部分が見える。柱廊にテーブルを出してサービスをしている。寒い中、コートを着てお茶を飲んだりしている。
柱廊の幅は色々だが、ほとんどの建物がこの構造である。
ボローニアの町の特徴である、柱廊：2階以上を柱で支えた建物の1階部分外側が歩道となっている。
添乗員さんの作った道を通ってまた戻ります。ありがとうございました。
サンマリノ脱出：バスのチェーンの調子が悪く、最徐行での運転でした。ガソリンスタンドも雪に埋まっています。
雪かきをする人、他に歩いている人はほとんど見かけません。
添乗員さん、借りたシャベルで雪かきです。
朝、ホテルの部屋の外、まだ雪が降り続き、大分積もっています。
3月2日（水） サンマリノ
低い塔と高い塔、若干重なって見える。
ネプチューンの噴水
共用の自転車、貸自転車？
自転車で登ってくる人がいました。
中に入ると係りの人、涼しい顔で仕事中？ 雪かきは業務ではないのでしょう。
雪の中、早朝に大勢来たので初めは部屋の中から眺めていましたが、出てきていろいろアドバイスをしてくれました。
政庁の前の銅像や塔の上の部分、若干画像処理をしてみましたが、それでも綺麗には見えません。
除雪が済んでいない道、どうにか人は一人通れる道はありました。今回の旅行、雪中行軍までの準備はしていません。転ぶ人もいます。
イタリア半島、大分天気が悪そうです。
屋根にはツララができています。
ホテルまで歩くことになる。10分かそこらのようなことを言っていましたが、実際はそうではありませんでした。よくあることですが。皆さん歩くための準備をしてバスを出発しました。7時45分ごろでした。
平地では雪は止んでいましたが、除雪車は出動中のようでした。ようやくスピードをアップし、ラベンナへ向かいます。
バスの駐車場までさらに20分ほど歩きます。
ホテルで手荷物を受け取り、駐車場のバスまで歩きましたが、途中郵便局に立ち寄りました。何かサンマリノの記念の絵葉書がないかと皆さん探していましたが、売り物のはがきはないようでした。郵便局の人、古い絵葉書だったのでしょうか、奥から何枚も持ってきて自由にどうぞ持っていってくださいとのことでした。下は頂いた絵葉書
狭いところでの除雪車とすれ違い、どちらも大変です。
前日の夜も通った道
皆さんパスポートに記念シールとスタンプを押してもらいました。5ユーロです。
広場近くのインフォーメーションセンター、ドアの前、雪が積もり全く人が通った気配がなく、閉まっている感じがしましたが、隣の住人によると、中に人はいるらしい。シャベルで雪かきをして入ったらということになりました。
ツララもたくさんできています。
ホテルから10分ほど歩いてリベルタ広場に到着、天気が良ければ下界の眺めも良かったのでしょう。正面に政庁が霞んで見えます。
人も歩いていません。たまたま通りかかった人に、添乗員さん地図を片手でホテルの場所を聞いていました。ようやく場所がはっきりしてきたようです。
道を尋ねてから5分ほど歩き、8時15分ごろにようやくホテルに着きました。約30分歩いたことになります。
細い道でも小型の除雪車が作業を開始していました。その脇を注意しながら進みます。
途中、学校の門のようですが、裸で立たされた子供の像がありました。
9時過ぎ、あちらこちらの見物はとても無理なので、パスポートに記念の入国スタンプだけでも貰おうと、外出の準備をして出発！
エレベータを降りたところで点呼をとったら一組いません。若干遅れて現れ一安心。写真撮影に夢中になっていたのかも。
公園のような広いところに来て、添乗員さんもあちこち調べながらの前進です。公園の奥にエレベーターがあり、一段高い道に出ることができました。
車ももたもたしています。様子を見ながら一休み。
除雪車が勢いよくとおり過ぎて行きます。
まあ、とにかく歩くしかありません。
ボローニアの町には16時過ぎに到着する。
柱廊
大分雪は積もっており、除雪車のよけた雪が道のわきにたまっています。
サンマリノ共和国
町中の様子
マジョーレ広場、ネプチューンの噴水近くでは何かの団体が集会をしていた。
イタリアではよく見かけた噴水のパターン
低い方のガリセンダの塔（48m）、傾きすぎて削ったとか。
ボローニアの斜塔？ 遠くに見える2塔、右の高い方、アシネッリの塔は97mあるらしい。傾いているかどうか遠くからでは分からない。
